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デニスコナーカップ2004
by ショーケン

 今年は台風が多い。ほとんど毎週、台風が来るのでJUST EIGHTはずっと上架されたままになっている。そういうわけで、船底のコンディション的には良好な状態でデニスコナーカップを迎えることが出来たわけだが・・・どうもレース前後に台風が通過するような雰囲気だ。

 レースは日曜日で、土曜日に艇長会議と前夜祭の予定で、土曜日にラグーナ蒲郡へ艇を回航する計画だったのだが、金曜日の時点で土曜日午後に台風が東海地方を通過、という予報になっていた。日産マリーナに電話して聞いてみたら、桟橋まで上げてしまっているので、復旧してから艇を下ろす事になるので日曜日のレースは厳しいとの返答であった。

 オーナーからJSAF外洋東海へ問い合わせして頂いたところ、土曜日の前夜祭は中止、艇長会議は日曜日の朝に行い、レースは11時スタートへ延期されたそうだ。なお、この時点でエルドラドは参加を諦めたようで、日産マリーナからの参加艇はJUSTとNARUMIの2艇が残った。日産マリーナも、この2艇はすぐに下架できる位置に置いてくれているそうだ。ありがたい話だ。

 さて翌土曜日。俺は学生時代の友人の結婚式の出席のために神戸へ。神戸に着いてみると、雨も降っていないし、段々と晴れ間が広がっているではないか。台風は関西を通り過ぎたようだ。夕方になって日産の山口ハーバーマスターから電話が入り、風が落ちてきたから、今日中に艇を下ろしてしまう、とのこと。これで何とかレースには出られそうだ。

 しかし、その日は神戸から帰るのが大変だった。通常1時間の新大阪-名古屋に3時間を要し、帰宅したのが夜中の1時前。こんなのでレース、大丈夫だろうか?

 前置きが長くなったが、翌日曜日にマリーナに集まったメンバーは6人!アテにしていた人のドタキャンもあり、6人でレースを戦う事になってしまった。しかし、予報では風は6ノット程度との分布図が出ていたし、何とかなるだろう。

 ところが・・・レース海面に出てみると15ノット以上吹いている。ピークでは20ノットを超えて白波が立っているではないか。フルメインとNo.3で何とか走るが6人ではヒールを起こすのもつらい。スタートは一番アウター寄りのパラフレの上からスタート。ペルシェが右海面、我々は左海面を走る。

 今日のメイントリムは五十嵐氏。メントリ藤井氏の欠席でメインを担当することになってしまったが、この強風で苦労している。バウは萩原、ミドルデッキは山田氏、三浦君、ランナーはオーナー、ヘルムは横田氏。本当にこれだけしか人がいない。やはりあと2名は欲しいところだ。

 上マークはペルシェが先行して回航する。我々はパラフレにも遅れを取って回航。3〜4番手くらいか。風が少し落ちた感じがしたのでスピンランの間にジェノアチェンジを検討したが、まだピークで20ノットは吹いているとのことでセイルはそのまま。

 次の上りは右海面に延ばすが、ややパワー不足の感。先行するペルシェ、パラフレと大きく遅れを取ってしまった。次の上マーク、フローレスが回航するので我々はスペースをあけて外を回ろうとすると、フローレスがマークに接触、メインが切れなくなってベアする我々の方へぐわーんと寄ってくるではないか!あー、びっくりした。

 このスピンランの間にジェノアをNo.3からNo.2にチェンジ。下マークを回航するが、ペルシェとは20艇身くらいの差をつけられている。しかしながら、セイルチェンジが良かったようで、艇速は速い。風の振れも手伝って右に行ったペルシェに対してかなりゲインした。パラフレも視野に捕らえており、頑張ればファーストホームも夢では無い感じだ。

 残念ながらパラフレには追いつけなかったが、ペルシェには逆転して2位でフィニッシュ。あーー、最高! 6人でよく頑張ったよな、俺たち。

 大きなトラブルも無く、着順2着で修正4位。クラス3位で、久々カップを頂きました。それから、チーム戦ではJUST、パラフレ、NARUMIの日産・元日産チームがトップでした。優勝はパラフレニアン。おめでとうございます。

航跡ビデオです。絵をクリックして下さい。WMV形式でWindows Media Playerで見られます。

デニスコナーカップ2004の航跡ビデオです。

以上

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