Phuket King's Cup 2002 (1)

by ショーケン

 2度あることは3度あると言うのか、3度目の正直なのか、またしてもキングスカップに参加することになった。今回の遠征は、同じ日産マリーナを本拠地に活動する名門チームBoomerangと、三河御津マリーナのSweet Aloha、そして我々JUSTの3チームでのジョイントチームでの参加となった。人数も今までで最も多い16名での遠征であり、チームとしてうまくまとまるのか不安な点も多かったが、遠征計画はスタートしたのであった。(何がどうなって16名のチームが出来たのか色々あるのだが、ここでは省略。)

 11月29日金曜日、先発隊である萩原・横田が名古屋空港からプーケットに向けて出発した。横田氏は名古屋空港でも飛行機に乗り込む直前まで携帯電話でメールを打ったり電話したり、ギリギリまで仕事をしていたが「かなりヤバイけど仕方ないや」と割り切って飛行機に乗り込んだ。

 飛行機は離陸し、横田氏はすぐにビールをオーダーし、次々に空き缶を生産し始めた。ビール、ワイン、ウィスキーと続く・・。3杯目のウィスキーを頼んだ時、スチュワーデス(って最近は言わないのですかね)に笑いながら

「お強いですねえ・・」
と言われるくらい目立っていた。横田氏は他の人も皆、自分と同じくらい飲んでいると思っていたそうですが・・(そんなわけない)

 この後、横田氏はバンコクに着くまで爆睡。ここで寝かせてしまったので、夜は異常に元気になってしまい、例によって大変なことになってしまったが、ここでは省略(俺も寝ておけばよかった)。

 翌日、ピピ島に渡り、レジストレーションなどを済ませ、メンバーの到着を待っていた。レース前日に10名が合流して、合計12名で前半戦を戦う予定である。しかし、ピピ島へやって来たのは9名であった。

「あれっ?藤井さんは??」
「プーケットタウンに残ると言っていました。みんなの荷物をカタまで運んでくれるって」

 いきなり脱落者が出てしまった。しかし、荷物を運んでくれる・・これは非常にありがたいことである。レースだと言うのにゴルフクラブやスーツケースを持ち込んでいるメンバーがいたから、藤井氏が気をまわしてくれたのだ。ありがとう、部長。(プーケットタウンで何をしていたのかは追求せず)

 さてメンバーも揃ったので、全員で練習のために出艇する。今回チャーターした艇「AMANDA」は33フィートのモノハル艇。海上から見ると小さく見えるが、デッキのは割と広い。艤装もシンプルで、何とか乗れそうである。スピンシートは日本から持ってきた細いものを使い、カニンガムを追加する。風は結構吹いており、基本動作の練習をしている時、スプレーで結構ずぶ濡れになってしまった。

 この日は艇長会議があり、夕方からピピカバナホテルのガーデンでウェルカムパーティ。しかし、パーティが始まって1時間半程で、ものすごいスコールが降り、パーティはお流れ状態に。明日からレースなので頑張りましょう、ということで長かったような短かったような1日は終わった。

つづく

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