クラブ対抗選手権2002

by ショーケン

 4月7日(日)、今年始めのレースであるクラブ対抗選手権が開催された。このレースは、各クラブ3艇で戦うレースなのだが、日産マリーナからはJUSTとNARUMIの2艇での参戦となった。

 JUSTはレースの朝6時に集合して衣浦まで回航。2名が直接、富貴での艇長会議に出ることになっている。富貴まで2時間で行くだろうと思ったが、2時間半もかかってしまった。

 この日のレースメンバーは6名。しかも2名は、今年の初乗りがこのレースだと言う。今年に入ってメンバーの集まりが悪くなっている。どのチームでも状況は同じだと思われるが、レース海面では我々の人数の少なさが目立っているようだ。ランナー付の36フィート艇を6人では、ちょっと手が足りないかもしれない。雨でメンバー不足のレース。非常に嫌だが、とにかく頑張るまでだ。

 第1レースは南東の風で15ノット程吹いている。ジェノアはNo.2を選択し、スタートラインに向かう。上から流して、やや下寄りでスタート。X旗が揚がったが、下で頭を出していたシュビシュバか、本部艇寄りの艇だろう。

 上で出た艇団はタックし、右に伸ばすが、我々は左へ。そのまま少し行き、タック。このレグでスピンを風上にセットし、タックしてマークへ。

 マーク回航、スピンホイスト・・何か変だぞ!スピンシートがバウのショックコードの内側を通っている。今日の俺はナイフを持っていない・・頼んでハサミを取って来てもらい、ショックコードを切り、ホイスト。かなりロスしてしまった。

 2ジャイブ、アーリーポートでマークを回航し、ポートで伸ばす。艇団はシュビシュバ、ガスト、パラフレニアンが先行し、MUMM36の3艇の中では、フローレスが先頭。我々とペルシェは近い距離にいるが、ペルシェが先行。

 上マークを廻ってスピンランに入るが、風が段々落ちてくる。デッキ上のNo.2を回収し、ライトをセットする。ペルシェとの距離が少し開き、左からカレラが入って来た。カレラ、JUSTでマーク回航。風はかなり落ちた。艇速がない。

 カレラは少し落とし目で風下を走っていくが…我々は止まってしまった。風が無い。メーターは0を指している。ボートスピードも0になってしまった。どうなっとるんじゃい!そして・・そのまま何も出来ないままタイムリミット。我々はDNF。先行した大型艇は全艇フィニッシュしたようだ。悔しいー!

第1レース航跡図

 このまま第2レースはノーレースになるかと思ったが、運営はやる気だ。こちらもメインを上げ、ライトジェノアをホイストして準備する。既に帰ってしまった艇が数艇いるようだ。風は北北東、4〜8ノット。

 オールフェアーでスタート。我々は下寄りで、パラフレとGUSTが我々より下をスターボで延ばす。ガスが出てきて、マークを見つけるのは難しい。しかも本船がレース海面を通る。

 上マークは良い位置で回った。すぐ後ろにフローレスが続く。しかしこちらはスピンホイストに手間取り、フローレスの先行を許してしまった。ワンジャイブでマークに入れると思ったが、風が落ちているのでそこまで落とせない。更にジャイブしてアーリーポートで回航となるが、バウではドタバタが続く。ここでペルシェに追いつかれ、マーク回航で先行されてしまう。風が落ちているが、何とか今回はフィニッシュ出来た。

第2レース航跡図

 今回のレース、初歩的なミスが目立ったレースだった。ボートスピードも良くない。レースメンバーの集まり具合から始まってトータルで悪かったと言うべきだろう。チーム力の敗北とも言える。悔しい結果となった。これをバネにこの先のレースを頑張って行きたいと、決意を新たにしたレースだった。

P.S.雨のレースは辛いっすね〜。

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