ピマーイ探険記(4)

by チャーリー岸田

そしてコラート

 バンコクに駐在員太田を残し、柴ヤン、K先輩、宮地隊員、岸田の4人は、ひらすら東へと走り続けた。目指すはタイ東北部の拠点、柴ヤンの家のあるコラートである。猥雑なバンコクの繁華街にも未練が在ったのだが、今回の目的地はタイ東北部だ。
 この日は深夜に到着し、皆そのまま寝た。
 添付の写真は、柴ヤンの店のスタッフ一同。

柴ヤンの店のスタッフ一同

■前列右端

 柴ヤン。この店のオーナー。
 オーナーの主な仕事は市場への仕入れ時の運転手。これは1日1時間程度。
 その他の時間は、「蛍光灯が切れたら取り替えたり、建物が壊れたら修繕するし、後は皆の邪魔にならないところで・・・・・・」

■前列右から2番目(柴ヤンの隣) 

 ばあちゃん(柴ヤンの奥さんの母親)。
 このばあちゃんの作る朝のお粥は逸品である。タイ中のどこの店でもこんなに美味いお粥は食べたことがない。これを食べに行くだけでもコラートに行く価値がある。
 趣味は「昼寝」。

■前列右から3番目

 柴ヤンの奥さん『ニム』。
 結婚当初に比べて大分太ったように見えるが、実は現在妊娠7ヶ月(注1)。医者に「子供のためにどんどん栄養を摂りなさい。」と言われて、素直にばんばん食べまくっている。
 実質的にこの店の全てを取り仕切っているしっかり者。

■前列左端

 柴ヤンの奥さんの姪(姉の子)。15歳。働き者である。現在高校生だが、学校に行っている時間以外はほとんど店番をしている、毎朝6時に店を開けてから登校する。

■後列左端

 柴ヤンの奥さんの甥(姉の子)。20歳。大学生。
 声が小さく内気な性格だが、それなのにつきあっているガールフレンドが3人も居る。見習いたいものだ。

■後列右端

 柴ヤンの奥さんの兄。とっても良いやつなのだが、店番としてはあまり当てにならない。
 こっそりと店の商品である酒を飲んでは妹(柴ヤンの奥さん)に叱られている。
 本人はこっそり飲んでいるつもりなのだが、飲むと酔っ払ってしまうので商品に手を出したことが一目瞭然なのだ。

 これは、「働き者の女性と、ぐうたらな男たち」と言う、東南アジアの典型的なファミリーである。

<注1>
 タイでは、子供が生まれる前にベビー用品を準備したり、出産祝いをもらったりすることは縁起が悪いとされている。そうすると正常な出産ができなくなると言われているのだ。
 もしお祝いを贈るのであれば、出産後にしよう。

追記
 昨年(2003年)の年末に無事出産されたそうです。女の子で、名前は タイ名「ジョンクワン」 日本名「ナナミ」七海 とのことです(管理人)

つづく

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